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Algonquin Peak
・期日 2011年7月27日(水)
・場所 Algonquin Peak(アルゴンキン・ピーク、米国ニューヨーク州)
・参加メンバー 山川ほか2名
【7月27日(水)】晴
Wyndover:8:00
ADK Parking:8:45-9:00
Whale Tail Mt. Junc.:10:30
Wright Peak Junc.:11:45
Algonquin Peak:13:04-14:07
Wright Peak Junc. :15:07
R. (水補給):15:50-16:00
Whale Tail Mt. Junc. :17:18
Marcy Dam Junc.:17:37
ADK Parking:18:02-20
Wyndover :19:15


【プロローグ】
1998年7月16日〜17日の予定で登高会に計画書を提出し、米国から来た取引先の会社の副社長トレバーさんと高校生になったばかりの彼の子息アレックス、トレバーさんの友人ネルソンさんの3人を私の車に乗せて富士山に向かった。梅雨明け前で天候は芳しくない。ひょっとして晴れ間が覗いてくれないかと期待しつつ河口湖畔の旅館に前泊した。暗い中5合目まで車で登り、駐車場で朝食。レインギアを身に着けて小降りになった雨の中を、これで収まってくれと祈って登り始めたが、その期待むなしく富士山は荒れ、6合目の少し上まで登って、我々は引き返した。私の手元には我々のずぶ濡れの写真と、アレックスがお土産に持ってきてくれた"1998 Mt. Fuji Expedition Leader"と刺繍されたシャツが残った。

【そして2011年】
「富士山に登りました」という私の写真付きのメールはトレバーさんを刺激したようだ。長年彼から誘いを受けていた彼の広大な別荘、ウインドオーバーに是非遊びに来るようにと再度誘われ、家内とともにこの招待を受けることにした。

トレバーさんの別荘のある辺りはアディロンダックスと呼ばれる、森と湖に囲まれた一帯である。ニューヨーク州といってもカナダ国境に近く、冬季オリンピックが行われたレイク・プラシッドとはすぐそばで、小さな空港を共有している。

ヨットに乗ったり、カヌーに乗ったり、周辺を散策したりと、のんびり過ごす一週間のうちで、1日だけ山に登ろうという計画にしていた。この辺りは米国の鉄鋼業を支えた強粘結炭の出るアパラチア山脈の北端のさらに北側、マッキンタイアー山塊に属する。この中で、トレバーさんの好きな山、ニューヨーク州で第2の高さを持つ(といっても全体が低いので大した高度ではない)アルゴンキン・ピークに登ることにした。

ウインドオーバーのキッチン棟で自分たちのサンドイッチを作り、水を詰め、若干のお菓子類とトレイル・ミックスを荷物に入れて、8時ちょうどにトレバーさんのジープで出発。メンバーはトレバーさん、それに私とも長らく仕事上のお付き合いがあったイーストバーンさん、私の精鋭&老兵3人組で、少しきついので、女性陣は全員ウインドオーバーに残ることにした。

レイク・プラシッドのスキージャンプ台を脇に見て、45分でアディロンダックスの登山基地の駐車場に着いた。

9時ちょうどにトレバーさんがトップで出発。標高は低いが1000メートルの上り、1000メートルの下りである。車を置いていくので、当然同じ所に戻ってこないといけない。最初は樹林帯の中の緩い上りで、かなり良いペースで歩くが、途中から勾配がきつくなり、ペースを落とす。

日本の山と違い、若者が多く、この若者たちにどんどんと抜かれる。彼らは体も大きいし、脚も長い。次第に木が低くなり、森林限界が近づく。この辺りから、山全体が花崗岩のスラブであることがはっきりしてくる。岩の上に載っている土壌の層はせいぜい30〜50センチで、多分スラブに着いた苔がもとになっているのであろう。ここに低い木が根を張っている。したがって、表土の保持力は極めて弱く、遠方の山は所々に地すべりの縦縞が入っていて、まるでメッシュを入れた髪の毛のように見える。登山道部分は当然靴で痛めつけられてスラブがむき出しになり、我々はそのスラブを登る。勾配がきついところはそこそこの技術がないとまっすぐに立って歩けない程度のきついスラブになり、傾斜が緩いところは上から転がってきた石がゴロゴロとたまって歩きにくい。

当初計画ではもしもきつかったらアルゴンキン・ピーク登頂を放棄して、それより少し低い隣のライト・ピークにしてしまおうかと相談していたいが、ゆっくりながら快調に登れたので、アルゴンキン・ピークを目指すことにする。

11時45分、ライト・ピークへの分岐点(ライト・ピーク・ジャンクション)を通過。森林限界を抜けると風が冷たい。途中でライト・ピークを見下ろす地点があり、写真を撮る。我々3人を撮ってくれる人がいて、3人で写真に納まる。

13時4分、アルゴンキン・ピーク着。頂上には人が40〜50人はいたか。展望が良い。幸い雲も霧も飛んでくれた。ニューヨーク州第一の高峰マウント・マーシーが遠くに見え、マウント・ゴールデンの地滑り後のはげたスラブが良く見える。南方50マイルのあいだ一切の建物は見えない。サンドイッチで昼食。頂上には説明員の女性が常駐していた。

頂上の高山植物は日本と同じものがかなりあったが、残念ながらそれを英語で何というか知らない。では、日本語で何と呼ぶかと問われれば、それも分からない。花など愛でてこなかった報いである。

上りには時間が掛かった。下りは早かろうと期待したが、その期待は見事裏切られた。上りに4時間を要し、下りはかろうじて4時間を少し切った程度。老兵3人組にはスラブの下りとゴロゴロ石がきつかった。途中で後ろからついてくるフランス語で話している女性2人組に追いつかれた。彼女たちはカナダから来たとのこと。しばらく我々の後ろを歩いていたが、こちらが休む時に彼女達にも抜かれた。

しかし、3人のうち誰も怪我することなく、また落伍することなく、18時2分、登山基地の駐車場に戻った。

ウインドオーバー帰着は19時15分となった。

今回の発見。トレイル・ミックスは非常に良い。咽喉が乾いていても食べやすい。逆にトレバーさん、イーストバーンさんは私が持っていったニッキ飴をとても気に入ってくれた。これは帰国後米国に送った。






ボストンからパイロットを含め10人乗りの小さな飛行機で飛びました



最初の休息



森林限界近辺で



足元より低くなったライト・ピーク



アルゴンキン・ピークからニューヨーク州で
一番高い山マウント・マーシー(奥)と
地滑りが目立つマウント・ゴールデン



アルゴンキン・ピークにて



ビーバーが作ったダム。
ちなみに米東海岸の沢の水はビーバーに着く原虫で汚染されているため、
特殊なフィルターを通すか、煮沸してからでないと飲めない



登山翌日、モーターボートでカヌーを曳いていき、別の湖でカヌー小旅行



備考)
1.山行計画書作成




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