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唐松岳、不帰嶮、白馬三山縦走
・期日 2010年8月8日(日)〜10日(火) 
・場所 唐松岳、不帰嶮、白馬三山縦走
・参加メンバー 山川単独
夜行のムーンライト号を予約してあったが、8月7日に軽井沢に行かなくてはいけなくなり、夜行はやめ、山道具全てを白馬のホテルに送っておき、軽井沢で用事が済んでから長野、松本経由夜遅く白馬着、翌朝身に着けてきたものを全て宅急便で自宅に送り返して山に入るという計画に変更した。

【8月8日(日)】曇
白馬ロイヤルホテル発:7:30
ゴンドラアダム乗り場:7:43-48
八方池山荘、第一ケルン:8:15-25
息ケルン:8:48
八方ケルン:9:02
R.:10:02-10
唐松岳頂上山荘着:10:45


駅のそばのホテルとはいえ、水道の水が見事に冷たい。朝一番、白馬の稜線が高曇りの空の下に見えたが、朝食を食べている間に八方尾根の上部まで雲に覆われてしまった。タクシーでゴンドラ乗り場に行き、計画書を提出。すぐにゴンドラに乗った。
待つことなくリフトを乗り継ぎ、8時25分八方池山荘前から歩き始めた。観光客、登山者混成の列に加わって登る。自分のペースで歩けないが、それでも少しずつ抜けるところで抜く。暫らく登ると、ガスで景色が全く見えなくなった。高度を稼ぎながら、「おお、白馬が近づいた」などと感動しながら登ることを夢見ていたが、期待を裏切られガスの中を黙々と登る。
最近ゆっくり歩き、あまり休まない“ジジ登り”が習慣化してしまったようだ。1時間半ほどジジ登りをした後ケルンの少し先で風をよけながら休む。プラムを1個かじり水を少し飲んだ。タクシーに待ってもらっていてローソンで大急ぎでオニギリを買ったが、まだそれに手を出すほどに空腹を感じない。
これ以降ケルンは見なかったから、これが丸山ケルンだったのか。ここから登ること35分、ガスの中に建物が現れた。まさかと思ったが、これが唐松岳頂上山荘であった。10時45分着。早過ぎである。一瞬思案。このまま不帰嶮を越えて天狗山荘までいってしまおうか。しかし、「午後は雷雨とも言っていたし・・・」と易きに流れ、計画通り宿泊することにした。
宿泊受付は11時からといわれ、勧められるままに靴を脱ぎ、食堂に上がって休んだ。生ビールを頼み、行動食であったはずのオニギリを食べた。ビールを飲み終わるころ、ガスが晴れた。唐松岳山頂がすぐそばに見え、食堂の窓の真正面に剣岳が姿を現した。
夕食の5時まで、何もすることがない時間を思い切り楽しんだ。


(唐松岳頂上山荘前から唐松岳山頂を望む)



(山荘のサンダルで登った唐松岳頂上山荘裏の小ピークから五竜岳を望む)


【8月9日(月)】曇後晴一時雨
唐松岳頂上山荘発:5:50
唐松岳山頂:6:08-13
不帰嶮二峰南峰:6:46-51
一、二峰鞍部:7:40-45
一峰ピーク:7:57-8:02
不帰のキレット:8:18
天狗の大下りの開始点:9:06-25
天狗山荘:10:12-53
白馬鑓ヶ岳山頂:11:50-12:00
杓子岳山頂への分岐12:40-42
杓子岳山頂 :12:58
杓子岳山頂への分岐 :13:05-10
白馬/杓子最低鞍部:13:24
白馬岳村営頂上宿舎 :13:57


「いい音ですね」と山ガールが言った。山ガールの年齢分布は広いが、彼女は私の息子くらいの歳であろう。富山県のパトロールの人2人が出発した後、天狗山荘屋外の同じテーブルに彼女と二人だけになってしまった。私は多少弛緩した気分でキュウリをかじっている。
―――不帰嶮は支障なく越えた。“天狗の大下り”もジジ登り1ピッチで制覇した。天狗尾根漫遊は素晴らしかった。展望も見事だったし、コマクサもあちこちに見ることが出来た。天狗山荘の水場は雪渓の末端にあり、非常に冷たく、無料。これを思い切り飲み、紅茶も沸かした。
ただし、大失敗があった。唐松岳頂上山荘を出るとき、金を払ってあったのに弁当をもらい忘れたのである。きょうは明け方から断続的に強い雨が降っており、皆出発をためらっていた。私も山荘の入口から出たり入ったりしながら空模様を見て、皆がしっかりと身支度をする中、大嫌いなレインギアはつけずに晴れ間を見計らって飛び出し、本日2番目で不帰嶮に入った。それで出発のタイミングを計るのに夢中になって、弁当をもらわなければいけないことを失念していた。行動食がないことに気が付いたのは不帰嶮を越えてからであった。
そこで、1本残りになったキュウリに一口ごとにたっぷりとマヨネーズをつけ、マヨネーズを食べるためにキュウリを添えているというような比率にして、キュウリを「パリッ、パリッ」と食べる。これでカロリーは多少マヨネーズで補われる。確かにいい音である。自分でもそう思っていた。これが朝日岳、白馬岳と単独幕営山行をしてきた彼女には私以上にいい音に聞こえたのだろう。ごめん。
彼女は鑓温泉で1泊し、明日下山とのこと。鑓温泉への下山口には、彼女は一度戻ることになるのだが、それを承知の天狗尾根散策とのこと。天狗尾根にはそれだけの価値がある。
さて、天狗山荘から白馬岳へは良い道が続く。何の心配も要らない。白馬鑓のピークを踏み、鞍部に下って杓子の巻き道に入る。ここで雨が降り始めた。ザックカバーをつけ、カサをさした。もたもたしている間に背中を雨粒が貫通する。雨脚が強くなってくると、ハイマツが遠くから近くにサーッと音を立て、雨域の接近を教えてくれる。風さえなければカサが一番いい。途中ザックをデポして、カサ1本を持ち杓子の頂上を踏んできた。
白馬岳村営頂上宿舎着は午後2時少し前。そのあと、さらに激しく雨が降ったが、夕方は晴れ上がり、白馬、杓子、鑓の頂上に光を当てながら夕日が沈んでいった。


(不帰嶮二峰南峰から、二峰北峰、一峰、天狗の頭を望む)



(不帰嶮一峰と二峰北峰の鞍部から見事に晴れた朝の剣岳を望む)



(不帰嶮一峰から二峰北峰の不帰嶮核心部を望む。その右に二峰南峯)



(不帰嶮一峰から不帰のキレットと天狗の大下り(こちらからは大上り)を望む)



(天狗の大下り上から不帰嶮全貌)



(天狗尾根)



(白馬岳村営頂上宿舎前から日没寸前の杓子岳、白馬鑓)


【8月10日(火)】晴後曇一時雨
白馬岳村営頂上宿舎発:5:47
白馬岳山頂:6:20-25
小蓮華山山頂:7:23-35
小ピーク:8:08-18
白馬大池:8:44-47
乗鞍岳:9:15-45
天狗原:10:25
栂池山荘:11:10-15
山麓駅、栂の湯:12:10-13:15
白馬駅:13:47-14:38
自宅着 :20:35


5時半過ぎ、出発の身支度をしていると大雪渓の上の谷間をヘリが上がってきて頂上宿舎のヘリポートに荷物を下ろしていった。随分早いなと思ったが、私が6時20分、白馬頂上に達したとき頂上宿舎はすでにガスの中だったので、さすがというべきタイミングだった。
白馬岳の肩の辺りから始まり、三国境、小蓮華山まで、鉢ヶ岳と雪倉岳を左手に見て進む。実に美しい。ルンルン気分だ。途中立ち止まって2度ほど写真を撮る。私のかつての山仲間の表現を借りるならば、“脱糞しそうなくらいいい景色”であった。
靴底がしっかり馴染んでくれる岩礫の下りは白馬大池まで続いた。ここから大石がゴロゴロと出てくる。白馬大池は火山性の湖で、水深があり、透明度が極めて高い。池の周りを1/4周位して大石伝いに乗鞍岳へ。ちょうど大池が見えなくなるころ、辺りはガスに包まれた。乗鞍岳9時15分。まだそれほど空腹感はないが 白馬岳頂上宿舎で作ってもらった弁当を食べておかないと、栂池のロープウエイ乗り場についてから食べることになってしまうと、昼食にした。開けてみるとウナギの蒲焼が乗った弁当であった。
乗鞍岳からの下りは大石の上に足場を探しながらの下りとなった。途中雪田を横断。大石の下りはさらに続き、天狗原が近づくにつれ、石が湿って滑りやすくなってきた。上りの人とのすれ違いが増え、待ち時間が長くなる。ここを登る人は大変だろうと同情する。11時10分栂池山荘着。乗鞍から栂池山荘まで標高差500メートルを1時間25分。ジジ下りだ。栂池山荘が近づくと道は整備の度合いを増したが、樹林のなかの岩混じりの泥道であり、稜線の方がずっと気持ちが良い。
栂池山荘前から約5分、舗装された道を歩いてロープウエイ乗り場に行き、ゴンドラに乗り継ぎ、栂の湯に直行した。
帰りはバスで白馬駅へ。運よく50分後に出発するあずさ26号の座席指定が取れ、自宅着20時35分。

(白馬岳村営頂上宿舎前から朝日を浴びる杓子岳と白馬鑓を望む)



(三国境を少し通り過ぎて、鉢ヶ岳と雪倉岳を望む)



(小蓮華山手前から雲間の白馬岳山頂と白馬鑓山頂)



(小蓮華山山頂から登路を振り返る)



(雷鳥坂から白馬大池と大池山荘)



(乗鞍岳登路から白馬大池と大池山荘)



(乗鞍岳山頂。三角点はここから少し離れている)



備考)
1.山行計画書作成




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